2015年9月29日

インターネットのいやな点 2


インターネットの好きでない点の2つ目。
それは、ストレス発散の材料に溢れすぎていること。

ちょっと気になった事をすぐに調べられるし、何かムシャクシャした時に何かの刺激に触れてスッキリできる。
これらはガス抜きできるメリットがある一方で、モヤモヤを放置できない、ストレス耐性の低い体質の形成を促す。
そしてまた、そのせいで発散させてくれるものへの依存が加速していく。

こういう現象が全社会的に進めば、発散対象になりうる類のものが支持を集めていくだろう。
つまり強い刺激をもつものがもてはやされ、おかしなものが幅を利かせ、まっとうなものが埋もれていく危険を孕んでいる。

怖い世の中になっていく気がする。





2015年9月17日

インターネットのいやな点 1


インターネットがあまり好きでない。

その理由の一つは、責任が無限化すること。

かなり多くのことが、ネットで調べれば分かる。
そのせいで「わからない」「できない」=「努力不足」になってしまう。

このへんでいいだろう、という暗黙の言い訳がきかない。
延々と頑張れてしまい、過労のもとになる。




2015年9月8日

逆説の10箇条

1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
  それでもなお、人を愛しなさい。

2 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

3 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
  それでもなお、成功しなさい。

4 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

5 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
  それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。

6 最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
  それでもなお、大きな考えをもちなさい。

7 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
  それでもなお、弱者のために戦いなさい。

8 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
  それでもなお、築きあげなさい。

9 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
  それでもなお、人を助けなさい。

10 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
  それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。



上記は『逆説の10カ条』というものだそうで、知人が教えたくれた。
素晴らしいので備忘録として載せておく。





2015年9月3日

『うつ病をなおす』野村総一郎 


この本を読んでも治らない。
しかし入門書にふさわしいと思う。
構成も明解、そこに自然な文体も手伝って読みやすい。
いろいろな書籍に手を出さずとも、概要を知るにはこの一冊で充分ではないか。
そして、患者は概要だけ知ればいい。
それ以上の知識はほとんど役に立たないものばかりだ。