2017年10月3日

自分を起点に


心が健康な人間は、「(わたし)色」に染まった世界を生きている。
自分のことは単に(わたし)と見て、他者のことは「(わたし)に似た他者」と見ている。
(つまり他者を共感・信頼に足る存在として見ている)
すべて(わたし)を起点にした、「(わたし)色」の世界。


心を病む人間は、(他者)に満ちた世界を生きる。
自分のことを「(他者)に認識されているわたし」とイメージし、他者は単に(他者)。
どちらも(他者)発の、「(他者)から見た世界」である。


自分の色を塗り広げることを楽しむ人生と、自分がいない人生。

その重大すぎる差を自覚さえできぬ悲しさ。





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