2017年6月30日

自分を好く


心の健康のためには、自分を嫌ってはいけない。
自分の心にに逆らうことになる。

自分の左手に「左手さん」と名付けてみた。
日常的にしばしば視界に入る、私の左手。
右利きの私にとって右手よりも少し出番が少ないけれども、よく見慣れた左手。

その辺の人(知人の誰かでもいい)とこの「左手さん」、どちらが好きか?
私は「左手さん」の方が少し好きだ。
そこらの他人よりも私は「左手さん」が好きである。
日頃世話になっている、何しろ自分の手だ。

無論、「右手さん」も「左手さん」と同様。
「足さん」「背中さん」も同じだ。
私はけっこう自分が好きなようだ。

* * * * *

自分でさえが、自らを批評しがちである。
能力や容姿などについて、専ら欠けている部分に注目して、あーだこーだ、ああなりたいこうしたいと、願望を抱く。
自分が出来ていることについては、こき使って当たり前とばかりに、労いもしない。

私達は「根本的に自分のことを好いている」。
自分がとても嫌いだと思っていた頃さえ、思い返せばそう変わらない。
自分に期待し、応援しようと思っていないならば「嫌いだ」などとわざわざ思いはしない。
好きでもない自分に対し落胆しはしない。

もし何かで傷つき、自分を嫌いだと思いそうになったら、そんな苦境に立ち向かっている自分はエラいと思うようにしたい。
嫌うどころか、「頑張っている」と褒めたい。

私達は、常に自分を応援しているのだ。
その心を生かす。
逆らわない。
盲目的な溺愛はしなくてよいが、応援はどんどんしたい。




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